Garminのストレスレベルは、心拍変動(HRV)をスコアにしたもので、別の測定ではありません。取扱説明書(英語)には、時計が体を動かしていないときの心拍変動を解析して全体的なストレスを判定する、と書かれており、尺度は0〜100です。Body Batteryはそのスコアをさらに土台にしており、「HRVステータス」は夜間のHRVそのものを自分のベースラインと比べて示します。
一つの信号、四つの表示
| Garminの機能 | Garminが使うとしているもの | 尺度 |
|---|---|---|
| ストレスレベル | 体を動かしていないときの心拍変動 | 0〜100:0–25 安静、26–50 低、51–75 中、76–100 高 |
| Body Battery | 心拍変動、ストレスレベル、睡眠の質、活動データ | 5〜100:5–25 非常に低い、26–50 低い、51–75 中程度、76–100 高い余力 |
| 「HRVステータス」 | 夜間のHRV。7日間の平均を自分のベースラインの範囲と比較 | 「バランス」「アンバランス」「低い」「悪い」 |
| 「トレーニングレディネス」 | 睡眠スコア、回復時間、HRVステータス、急性負荷、睡眠の履歴、ストレスの履歴 | 1〜100 |
どの行も、出発点は同じ心拍の間隔です。ストレスは日中に体を動かしていないときのHRV、「HRVステータス」は睡眠中のHRVを読んだもので、Body Batteryと「トレーニングレディネス」は、それらに睡眠と活動を混ぜたものです。HRVがストレスの尺度にどう対応づけられるのか、入力がどう重みづけされているのかは、Garminの取扱説明書に書かれていないため、どれも他の値から再計算することはできません。スコアの組み立てでは、各社の入力項目を並べて比べられます。
「HRVを逆さにしたもの」という見方が近くても正確ではない理由
ストレスはHRVを上下逆にしたものだという直感は、おおむね当たっています。HRVが低いほどストレスが高く表示され、取扱説明書には、トレーニング、身体活動、睡眠、栄養、日常生活のストレス全般がそれを動かすと書かれています。ただし、スコアはミリ秒の値を単純にひっくり返したものではありません。読み取るのは体を動かしていないときだけで、尺度はメーカー独自のもの、ミリ秒からスコアへの対応も取扱説明書に示されていないため、アップデートの後にHRVが変わっていなくてもスコアが変わることがあります。ソフトウェア更新でHRVは変わる?も参照してください。
ストレススコアにはわからないこと
アルゴリズムが見ているのは心拍の間隔だけです。HRVを一時間下げるものは何でも、ストレスとして表示されます。たっぷりした食事、カフェイン、アルコール、風邪のひき始め、暑い部屋、わくわくする映画、行列に並ぶこと、などです。HRVを上げるものは何でも、休息として表示されます。きつい運動の後、心拍数が落ち着いてからの穏やかな時間も含まれます。取扱説明書がストレスを気分ではなく、身体的な要因や生活上の要因と結びつけているのは、このためです。神経系と心拍の間隔の関係はレッスンHRV、ストレス、呼吸で、研究でわかっていることはストレスのページで説明しています。
読み方
- 瞬間的な急上昇ではなく、一日の平均を使います。 昼食後に一回高い値が出ても、あまり意味はありません。
- 自分の普段の一日と比べます。 普段より平均ストレスが高く、睡眠も普段より悪い一週間は、気にとめておきたいパターンです。
- 「HRVステータス」とあわせて読みます。 夜間のHRVが自分の範囲に収まっていて、日中のストレスが高いなら、忙しい一日だったものの、体は対応できています。両方が範囲を外れているなら、負荷、睡眠、飲酒、病気を見直してください。
- 夜も着けます。 取扱説明書は、最良の結果を得るには睡眠中も機器を着けるよう述べています。夜間の測定値は「HRVステータス」とBody Batteryに使われます。
医師に相談するとき
ストレススコアは、不安、バーンアウト(燃え尽き症候群)、心臓の問題の診断には使えません。ストレスや不安、疲れ切った感じが続く場合や、動悸、胸の痛み、めまい、失神がある場合は、スコアにかかわらず医師に相談してください。