Garmin Connectには必須のサブスクリプションがないので、データに関わる解約はそもそもありません。任意のプランであるConnect+をやめても、なくなるのは追加機能であり、アカウントではありません。データを削除する可能性があるのは、アカウントの利用がない期間が長く続くことです。「Garminのすべてのサイトとサービスでアカウントの利用が少なくとも2年間ない場合、アカウントは削除されます」。時計を着けているだけでは、利用に数えられません。時計をしまう前に、データを書き出してください。
Garminのページの確認日は2026年10月24日です。英語の文書からの引用は、私たちが訳したものです。このページは一般的な情報であり、法的助言ではありません。
Connect+は任意のプラン
Garminは、2025年3月27日にConnect+を発表したとき、「Garmin Connectの既存の機能とデータはすべて引き続き無料です」と述べました(Garmin Newsroom)。Garminの取扱説明書は、このプランを追加サービスとして説明しています。「Garmin Connect+のサブスクリプションを利用すると、Garmin Connectアカウントで使えるデータ、つながり、トレーニングを充実させられます」。内容は、Active Intelligenceのインサイト、LiveTrack+、Garmin Trails、屋内ワークアウトのライブデータ、トレーニングのガイダンスの追加、栄養の記録、パフォーマンスダッシュボード、バッジです(Garmin, Forerunner 570の取扱説明書)。
Garminのサブスクリプション規約には、解約は「その時点のサブスクリプション期間の終了時に有効になります」とあり、その後は当該サブスクリプションサービスの利用をやめなければなりません。Connect+の機能で作ったもの、たとえば栄養の記録やカスタムのダッシュボードのグラフがどうなるかは、規約にもGarminのヘルプページにも書かれていません。それらを頼りにしているなら、期間が終わる前に必要なものを保存してください。
2年という期限
Garminのヘルプセンター(英語)は、アカウントの利用に数えられるものを挙げています。
- 数えられるもの:ログイン、機器からのアップロード、購入、Garminのマーケティングメールへの反応、コミュニティでのやり取り。
- 数えられないもの:「機器の使用」と、ログインが要らない地図の更新。
つまり、毎日着けていても同期しなくなった時計では、アカウントは存続しません。Garminは削除する前に、アカウントのメールアドレスに通知を何度か送ります。また、「データは、削除されたあとは復元できません」。Garminはさらに、アカウントを削除すると、そのアカウントを使うGarminのすべてのサイト、アプリ、サービス、たとえばGarmin Connect、Connect IQ、inReachのデータが削除されるとしています。アカウントを残すには、garmin.com/accountにサインインしてください。Garminは「ログインするとアカウントに利用があったことが示されるため、アカウントの自動削除は行われなくなります」と述べています(Garmin Support, inactive accounts)。
Garminのプライバシーポリシーは、個人データを「Garminアカウントが有効とみなされるかぎり」、または法律が求める期間保管するとしています(Garmin Connect Privacy Policy, 2026年1月9日)。
使うのをやめる前に書き出す
Garminの書き出しは三つあり、三つとも必要になるかもしれません(Garmin Support, export)。
- アカウント全体:Garmin Account Data Managementにサインインし、「Export Your Data」、「Request Data Export」の順に選んでください。Garminがダウンロード用のリンクをメールで送ります。「リンクは通常48時間以内に送られますが、最長30日かかることがあります」。アクティビティは、
DI_CONNECTフォルダーの中にFITファイルとして入っています。 - 1日分のウェルネスファイル:Garmin ConnectのWebサイトで、プロフィールのアイコン、「Account Settings」、「Account information」の順に選び、日付を選んで「Export」を選んでください。その日の元のFITファイルが手に入り、Garminによると、これには「歩数、睡眠、ストレス、心拍変動(HRV)など」が含まれます。この方法は1日分ずつです。
- アクティビティとレポート:各アクティビティは、歯車のメニューから元のFITファイルとしてダウンロードでき、アクティビティの一覧とレポートはCSVの要約として書き出せます。
アカウント全体の書き出しは、早めに請求してください。リンクが届くまで最長30日かかるので、最後の一週間に回すものではありません。どの機器からでもHRVデータを書き出す方法では、アクティビティのファイルに一拍ごとの間隔が入っているのはどんなときか、FITファイルをどう扱えばよいかを説明しています。
コピーを請求する
Garminはまず、セルフサービスのポータルであるAccount Management Centerを挙げ、「いつでも自分のデータにアクセスし、書き出し、訂正し、削除できる」としています(Garmin Connect Privacy Policy)。書き出しに欲しいデータが含まれていなければ、コピーを請求してください。
- 請求先:欧州経済領域(EEA)、英国、スイスでは、データの管理者はGarmin Würzburg GmbHで、EUのデータ保護オフィサー(DPO)の連絡先はeuprivacy@garmin.comです。それ以外の地域(中国本土を除く)では、Garmin International, Inc.のprivacy@garmin.comです(Garmin Connect Privacy Policy)。Garminは、「包括的なプライバシー法を持つ米国のどの州」の居住者でも、アクセスやデータポータビリティを請求でき、本人確認のためにログインを求めることがあるとしています(Garmin, Your Data Protection Rights)。
- 請求する内容:アプリに表示されるデータを、Garminが保有している細かさで求めてください。GarminのHRVステータスのグラフは、夜の間のHRVの変化を示し、「夜間に5分間単位で記録されたHRVのうち、最も高い値」を表示します(Garmin Technology)。そこで、HRVステータスの元になる夜間のHRVの測定値、一日を通した心拍数、ストレス、睡眠ステージ、期間、FIT、CSV、JSONなどの形式を指定してください。コピーにはまとめた数値ではなくデータそのものが含まれるべき理由と、その主張がどこまで通用するかは、ウェアラブルデータの権利で説明しています。
- 期限:Garminは独自の期限を定めていません。EU一般データ保護規則(GDPR)と英国GDPRでは、会社は一か月以内に答えなければならず、請求の複雑さや件数のために必要な場合は、さらに二か月延長できます(GDPR第12条)。GDPRでは最初のコピーは無料です(第15条3項)。会社が最初の請求でも断れるのは例外的な場合だけで、請求が権利を濫用する意図で行われたことを会社が証明したときに限られます(EU司法裁判所、C-526/24)。
回答期限を暦日で示した棒グラフです。地域ごとに1本、0日から90日までです。 EUおよびEEA(GDPR):1か月。請求が複雑な場合や多数の場合は、必要に応じて最大3か月。 英国(UK GDPR):1か月。請求が複雑な場合や多数の場合は、必要に応じて最大3か月。 カリフォルニア州(CCPA):45日。合理的に必要な場合は最大90日(通知あり)。 ブラジル(LGPD):明確かつ完全な回答は15日以内。 韓国(PIPA):10日。理由を示せば延期できる。 ロシア(152-FZ):10営業日。理由を付した通知があれば最大15営業日。 日本(個人情報保護法):「遅滞なく」:日数の定めなし。
データ請求レターの作成ツールには、Garminの宛先が入っていて、これらの点を手紙にまとめます。アカウントが2年間の無利用に達する前に請求してください。会社が応じる義務を負うのは、まだ持っているデータだけです。Garminから期限内に返事がなければ、ウェアラブルデータの権利に、住んでいる地域での催促と苦情申し立ての方法が書かれています。